大阪の漏水調査・天井水漏れの
原因・対処と費用相場

大阪でよくある
漏水トラブルの原因

漏水トラブルの原因は多岐にわたりますが、特に以下のような問題が頻発しています。これらの原因を把握し、早期に対処することで、被害を最小限に抑えることができます。

給排水管の経年劣化や破損

給排水管は、長年の使用によって劣化しやすい部分です。特に金属製の管は、錆びや腐食による穴あきが原因で漏水が発生することがあります。配管の寿命は20～30年とされており、老朽化した配管は交換が必要です。
　給水管…建物内に水を供給する水道管のこと
　排水管…汚水や雑排水、雨水などを建物外に排出するための水道管のこと

地震・台風など自然災害による給排水管の破損

地震や台風などの自然災害は給排水管に大きな負荷をかけ、破損したり、接続部の金具がゆるんだりすることがあります。特に地盤の沈下や振動による接続部のズレが、漏水を引き起こすことがあります。

排水管の詰まり

排水管の中に異物や汚れが溜まることで、水の流れが悪くなり、管内で圧力が高まり破損につながる場合があります。これが原因で水が漏れるケースは珍しくありません。

排水管の勾配不良

排水管は汚水を流すため、意図的にゆるやかに低い方に傾斜をつけて配管されています。この傾斜が勾配で、傾斜に問題がある状態を勾配不良と呼びます。勾配が急すぎると水だけが先に流れて、汚物が取り残されてしまいます。逆に勾配がゆるすぎたりフラットになると、水の流れが遅くなり、汚物が付着してしまいます。地盤沈下などが原因で起こることもありますが、特に古い建物では、施工不良が原因でこのような問題が見られることがあります。

屋根や外壁の劣化・破損

漏水は建物内部だけでなく、屋根や外壁の劣化や破損からも発生します。劣化や損傷は紫外線、雨風、温度変化などの自然環境などが原因で、雨水が侵入することもあります。

自分でできる漏水調査

漏水トラブルが発生した場合、まずは原因を特定し、可能であれば自分で対処することが重要です。ただし、対応が難しい場合や原因がなかなか見つからない場合は、早めに専門業者に相談しましょう。以下では、自分でできる調査方法と対処方法を解説します。

水を止めても水道メーターが動く

漏水を特定する最も簡単な方法は、水道メーターを確認することです。家中の水を止めた状態でもメーターが回り続けている場合、どこかで漏水が発生している可能性があります。

水道代が急に上がった

突然の水道料金の増加は、漏水のサインかもしれません。特に使用量が増えていないにもかかわらず請求額が高額になった場合、漏水を疑う必要があります。

水道を使用していないのに濡れている

床や壁、地面などが濡れている場合、漏水の可能性があります。特に水を使用していない時に濡れた跡が見られる場合は注意が必要です。特に1ヶ所だけ水が濡れていたり、水溜りがある場合は、給水管から水が漏れ、地中に浸透した水が地面に現れている可能性があります。

床下や壁の中から水音がする

床下や壁の中から「チョロチョロ」と水が流れる音がする場合、目に見えない漏水が発生している可能性があります。これらの症状は放置すると建物の構造に影響を及ぼすため、早急に対処が必要です。

階下の天井から水漏れしている

マンションやアパートの場合、階下の天井にシミや水滴が見られる場合は、漏水が発生している可能性があります。まずは管理会社に相談をして、漏水箇所を特定しましょう。

見える場所の漏水修理方法

漏水が見える場所で発生している場合、自分で以下の方法で修理を試みることができます。

漏水箇所が分からない場合は業者へ依頼

漏水箇所が特定できない場合や、対処が困難な場合は専門業者に依頼することをお勧めします。早期に対応することで、建物へのダメージを最小限に抑えられます。

大阪の漏水調査・水漏れ修理の
費用相場

漏水トラブルを解決するための修理費用は、原因や修理箇所によって異なります。ここでは、代表的な漏水修理の費用相場を解説します。修理内容に応じて、適切な業者を選び、予算を把握しておきましょう。

天井水漏れの修理費用（軽度）

軽度の天井水漏れは、修理範囲が小さいため比較的低コストで対応できます。例えば、天井材の一部を交換するだけで済む場合が該当します。

天井水漏れの修理費用（中～重度）

水漏れが天井全体に広がっている場合や、構造部分にダメージを与えている場合、修理費用は高額になります。

漏水調査（音聴棒）

音聴棒を使用した漏水調査は、簡易的でありながら効果的です。配管からの漏水音を特定することで、修理箇所を迅速に見つけることができます。音聴棒は水道メーターや給水管等の露出している部分に、金属棒の先端部分を接触させ、金属棒の先端部分から伝わる振動を耳当て部分の中にある共振板により、増幅させることで漏水音を聴く調査機器のことです。

漏水調査（漏水探知機）

漏水探知機を使用した調査は、より精密な方法です。特に地下や壁の中など目に見えない場所の漏水を特定する際に有効です。配管は地下に埋められているため、目視による漏水の点検ができません。そのため、地面に伝わる漏水の音をセンサーで探知する漏水探知機で、配管などに水漏れが発生していないか調べます。

漏水調査（トレーサーガス）

トレーサーガスを使用した調査は、漏水箇所が特定しにくい場合に最適です。専用ガスを配管に送り込み、ガス漏れを検知する方法です。トレーサーガスは、可燃性や毒性などの危険性がない窒素と水素の混合ガスのことです。建物内の給水管にトレーサーガスを満たし、検知器で反応を見ながら漏水点を探します。

その他交換の修理業者の
選び方や注意点

漏水トラブルは、迅速かつ正確な対応が求められます。適切な修理業者を選ぶことで、問題の解決だけでなく、今後のトラブル防止にもつながります。ここでは、業者選びのポイントや注意点を解説します。

業者に依頼した方が良い漏水調査・水漏れの症状

トイレが完全に詰まってしまい、水が全く流れない場合や、複数回自力で試みても解消しない場合は、プロの修理業者に依頼することが賢明です。また、異物が配管内に入り込んでしまった場合や、タンクや排水管に構造的な問題がある場合も、専門的な知識と道具が必要となるため、業者に依頼する方が確実です。

業者に依頼することを決めた場合は、次に、業者の選び方や注意点を解説します。

見積りを事前に請求する

業者に修理を依頼する前に、必ず見積りを請求しましょう。費用の内訳を明確にし、不透明な料金がないか確認することが重要です。最低３社から見積もりを取るようにしましょう。

口コミや実績が豊富な業者を選ぼう

信頼できる業者を選ぶために、口コミや実績を確認しましょう。インターネットや知人の紹介を活用し、評判の良い業者を選ぶと安心です。

地域密着の業者を選ぼう

地域密着型の業者は、迅速な対応が期待できるだけでなく、アフターフォローが手厚い場合が多いです。特に大阪の地元業者は、地域特有の配管事情にも精通しています。

悪質業者に注意

悪質業者に依頼すると、高額請求や不十分な修理で再度トラブルに見舞われる可能性があります。以下のような業者は避けましょう。